


「琥珀」は太古の樹木が分泌した樹脂が地中に埋もれて変化した「樹脂の化石」。中には虫入りのものが採掘されることもあり、古生物学的にも貴重なもの。
久慈の琥珀は約8500万年前のもの。赤みを帯びた茶褐色、縞目模様、黒色がほとんどですが、その色彩は世界的には赤、緑、青など約250色あまりに分類され、その美しさから宝飾品として加工され、人々に親しまれています。
「久慈琥珀」では豊かな森林に囲まれ、季節の移り変わりを感じることができる美しい環境のもと、琥珀のアクセサリーが職人によって手作り・販売されています。
店内にはアクセサリーや時計、印鑑など琥珀製品が並び、どれも一つひとつ手作りなので同じものはありません。自分で気に入った色、形、模様を探して自分だけのアクセサリーを見つけることができます。
店内に隣接するワークショップでは琥珀専門の加工技術を持つクリエイティブスタッフが一つひとつ手作りするのを見学できます。「久慈琥珀」は原石を研磨することで生まれる、琥珀独特のあたたかな風合いと光沢を大切にしています。
「好きだからこそ、輝く工芸品が誕生する」
もともとモノ作りが好きだったというスタッフが多いのも特徴です。「好きな仕事です」という笑顔には充実感がみなぎっています。造ることが好きだから、輝く芸術品ともいえる美しい工芸品が誕生するんですね。
「きっときれいなはず、もっときれいになるはず」
磨き上げていく中で次第に美しい姿を現す琥珀の原石。琥珀の良し悪しは磨いてみないと分かりません。半分仕上げて少し中にひびが入っていることもあります。
「お客さんが使っているところをイメージしながら造っています」
細かなところにも気を配り、綺麗に磨き上げます。使ってくれる人をイメージしながら丁寧に。美しく磨き上げられた琥珀がアクセサリーとして蘇ります。
「満足がいく、よくできたものをお客さんが買ってくれたとき」
スタッフが嬉しい瞬間です。自分で満足のいく出来栄えの琥珀がお客さんの手に渡るときの喜び。磨きあげることで美しさが次第に現れる琥珀はつくりがいのある素材だと教えてくれました。
「良質なものを。加工から仕上げまで」
店内の琥珀は、外国産と久慈産が8:2の割合ですが、7:3程度になることを目差しているそうです。自社の採掘場では年間600キロの計画で採掘しています。そのうち30%がアクセサリーに、残りはパウダーなど加工品になります。
久慈産はロシア産と違って古い地層から出土するので、虫入りのような学術的にも価値のある琥珀が出土するのもまれではありません。現在採掘している場所は二箇所ありますが、外国のように機械を使って大量に掘ることはしません。歴史的に価値のあるものが出るかもしれない、琥珀を愛しているから丁寧に掘るのでそう多くは掘れないのです。